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ブロークバック・マウンテン
「ブロークバックマウンテン」を見てきた。
友達と二人、みなとみらい「109シネマズ」のカップルシートで(笑)
やっぱり、パッと見で分かるお仲間さん二人組とかも居たね。
オレらもそうだったけど。明らかにオーラが違うわ。


(以下ネタバレありです)



「デイアフタートゥモロー」に出ていた頃は、まだ少年っぽかった、
「ジェイク・ギレンホール」と「ヒース・レンジャー」二人が演じるカウボーイの物語。
監督の「アン・リー」は正直よく知らない…

羊の放牧の仕事で一緒に働くことになった二人。
日を重ねる毎に、お互いへの信頼、友情が深まっていく。
そして身体を重ねていくことになる。

やがてその仕事が終わりそれぞれの生活を始めた二人は、
またいつしか出会い、二人の愛を重ねていく。
しかし既にお互いが結婚し、子供を持っている。
月に一度程度の逢瀬で二人は互いの愛を確かめ会う。

「ジェイク・ギレンホール」演じる「ジャック」は、
二人で一緒小さな牧場を持ち一緒に暮らそうというが、
「ヒース・レンジャー」演じる「イニス」はそれを受け入れることが出来ない。

そして、映画は悲しい結末を迎える。



二人の演技も素晴らしいけど、「ブロークバックマウンテンの映像」、
「切なく悲しいBGM」、そしてやっぱりストーリーが心を揺さぶる。

でも、これは「ゲイ」の映画なんだろうか?と、ふと思った。
まず「ゲイ」ありきの恋愛ではなくて、お互いが人間として認め合い、
たまたまそれが同性だったという事であり、僕がゲイであるように、
彼等もそうであるとは思えなかった。

おそらく彼等は、彼等以外に男性を求めないだろうし、好きにならないだろう。
(求めた場面もあったにはあったけど)
自分であれば、例えば今までは彼氏と別れてしまえば、次の恋を見つけようとした。

彼等は本当の意味で、純粋に人間同士の愛を見つけ、育んだだけ。
或る意味そうなりたいと思うし、それが究極の人を愛することなのかも。

今となってはどうかと思うけど、ゲイとしての僕は、
今共に歩いてくれている相方とずーっとずーっと一緒に居たいなって思えた。
僕か相方のどちらかがこの世から旅立つ時迄一緒に居られるだろうか。


物語の中では、二人が直接的に「ゲイバッシング」を受けたりすることはない。
お互いの生活も大事にしているからこその葛藤が垣間見えた。


今の時代、ゲイもだいぶ認められてるけど、
結局は、昔も今もあまり変わっていない気がする。
そんな中で二人が一緒に暮らせる日が来るんだろうかって、
「ジャック」のように相方に改めて問い合わせてみようかな。

これまで見た映画の中で最高の映画だった。
最後の方はずっと泣いてしまったけどね…
ブロークバック・マウンテン_b0022923_1242595.jpg

by everywherewithyou | 2006-03-20 01:28 | 映画
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『トロ』です。『ゲイ』です。日々感じたことを書き綴っています。

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